胸椎脊柱管内に発生した骨軟骨腫に対し前方進入腫瘍摘出術を行った1例
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概要
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症例は39歳男性。歩行障害を主訴とし,両下肢の著しい痙性と体幹・下肢の感覚鈍麻を認めた。画像診断では,T7椎体後上縁から脊柱管内に腫瘤が伸展し,脊髄を前方から圧迫していた。右開胸による前方進入にて腫瘍摘出を行い,術後の神経症状の改善は良好であった。病理診断は骨軟骨腫であった。胸椎椎体から脊柱管内に発生する骨軟骨者は稀な疾患である。本例の経験から,前方進入腫瘍摘出術の選択が望ましいと考えられる。
- 2011-06-01
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