「胡化」、「華化」と国際化 : 唐代の対外文化交流の成果に対するいくつかの新たな考え方
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概要
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文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業オープン・リサーチ・センター整備事業 唐代における対外文化交流の過程において、厳密な意味での「胡化」(訳者注:西域化)が出現したことはなく、外来文化の「華化」(訳者注:中国化)こそが完全な事実と言え、また唯一の論争解決への道である。かつて「胡化」や「華化」を強調した人々は、いわば同じ立場から出た表と裏の両面であり、それぞれ極度の否定と肯定の態度をもって中国と西域との交流の重要な成果を誇張しようとしたものである。しかしながら、唐代における中国と外国との交流を正確に概括すれば、それは世界性ではなく国際化であって、こうした立場から唐代の中国と西域の交流を見直すことで、最も深く考えさせられる問題は、いわゆる「胡化」でもまた「華化」でもなく、むしろ国際化と多様化であって、このうちに現れた文化的に寛容で相互に裨益し合う宗教的理性は、紛争の絶えない現代国際社会に対して、いくばくかの智慧や啓示をもたらしうるかもしれない。 李浩「胡化、华化国际化 : 对唐代中外文化交流成就的几点新思考」の訳
- 2010-03-19
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