越中国府に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では、方形方格の見解のみでしか議論されていない越中国を最近の国府研究の成果に基づき、方形方格の理論にこだわらず、空間的拡がりとその内部構造を探ることを目的とする。研究方法としては、発掘調査報告をもとに検討を加えていくが、国府があったとされる高岡市伏木地区は明治期から昭和中頃までの瓦粘土の採取や周辺の宅地化進行のため、土地改変が著しい。そのため遺構・遺物の検出が難しく、発掘調査だけでは十分な検討はできない。そこで、国司として越中に赴任した大伴家持編纂の『万葉集』から枕詞などに使われている地名や国府関連施設名を抜き出し、国府の立地想定の1つの指針とする。また明治8年の地租改正により作成された地引絵図を中心に、当時の道路・用水路・字名の復原を行い、国府域のさらなる検討を行う。以上の2つの方法で得られた結果と発掘報告を加味して、越中国の国府域の想定を行う。
論文 | ランダム
- 可撓性プラスチックキャストによる即席装具 : 装具・リハ機器 : 第29回日本リハビリテーション医学会学術集会
- 隣接臓器に浸潤した腎細胞癌に対する拡大手術の経験 : 第58回東部総会
- ゴカイの母性相 - 巣の中で子どもを育てるOphryotrochasp.(多毛類)の生活史 -大宜味村におけるハイイロマングースの捕食動物種の分析生物学会第32回大会講演要旨
- 生きたシコロサンゴの群体上で採集された2種のカンザシゴカイ(多毛綱)
- 前立腺肥大症患者の尿流動態検査成績 : 第55回東部総会 : ワークショップ : 尿失禁の治療