越中国府に関する研究
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概要
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本論文では、方形方格の見解のみでしか議論されていない越中国を最近の国府研究の成果に基づき、方形方格の理論にこだわらず、空間的拡がりとその内部構造を探ることを目的とする。研究方法としては、発掘調査報告をもとに検討を加えていくが、国府があったとされる高岡市伏木地区は明治期から昭和中頃までの瓦粘土の採取や周辺の宅地化進行のため、土地改変が著しい。そのため遺構・遺物の検出が難しく、発掘調査だけでは十分な検討はできない。そこで、国司として越中に赴任した大伴家持編纂の『万葉集』から枕詞などに使われている地名や国府関連施設名を抜き出し、国府の立地想定の1つの指針とする。また明治8年の地租改正により作成された地引絵図を中心に、当時の道路・用水路・字名の復原を行い、国府域のさらなる検討を行う。以上の2つの方法で得られた結果と発掘報告を加味して、越中国の国府域の想定を行う。
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