Second Language Acquisition:Research into Reading Processes and Reading Difficulties
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概要
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この情報化社会において,読まないということは不可能で,さらには外国語の情報,特に,英語の情報を積極的に取り入れることは私たちの将来,社会発展のためには欠かせない活動である。必要性は理解していながらも,「英語の文章を読むことは難しい。」「英語を読むのは苦手。」などと英語学習者が訴えることがよくある。そこで,本研究では,東京女子大学の大学3,4年生16人を対象に,思考発話法(Think aloud method)を用いて,英文読解プロセスの観察実験をし,Good readerとPoor readerの読解プロセスの違い,読みの困難の分析を行った。その結果,Good readerは,ボトムアップスキルをより有効に用いていること,逆にPoor readerはトップダウンスキルに偏重し,エラーを起こしているという特徴が見られた。そして,全被験者において,SVC 型の文章の解読に困難を感じていることもわかった。さらに,Good readerは読んだ内容の再生,つまり要約をうまくできるということもわかった。これらの研究の方法,結果,そして最後に考察,結論を述べる。
- 2011-03-01
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