「移入動物ヌートリアの分布拡大と被害問題」
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本来、日本に生息しなかったはずの動物が住み着き、繁殖をするようになった場合、これを帰化動物、または移入動物という。近年、我が国で野生化した哺乳類として、タイワンザル、チョウセンイタチ、アライグマ、タイワンリス、マングース、ヌートリアなどがその代表にあげられる。これら動物は人間側の都合で持ち込まれ、分布拡大をみせるようになった。筆者は今回、東海地方のヌートリアに注目した。今日、我が国でのヌートリア研究は進んでおらず、特に東海地方ではヌートリアの侵入した経緯が明らかになっていなかった。さらに、ヌートリアの大規模で連続した分布域が見られる岐阜県本巣郡巣南町に着目し、現地での被害問題の現状と対策、有害鳥獣駆除の状況を考察した。生態面においては捕獲個体に発信機を装着することができ、動きを追跡した。また、我が国では研究事例のない巣穴の掘削調査も実施できた。これらを踏まえ、現在のヌートリア問題について検討してみたい。
論文 | ランダム
- 踵骨骨折による骨欠損部に対するリン酸カルシウム骨ペーストと自家骨移植との比較検討
- Scaphocapitate fracture syndrome の治療経験
- 偽関節に陥った小児有頭骨骨折の1例
- 症例 外反母趾に伴う全趾重度外反変形の1例
- 移動性に発症した大腿骨顆部一過性骨萎縮症の1症例