「玉置幼児教育学」の系譜を巡るII -遊び研究の経緯-
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概要
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本論は,大阪教育大学幼児教育学教室で長年に亘り研究・教育活動をリードされてこられた玉置哲淳教授の退官にあたり,かつて玉置研究室で大学院生として学んだ弟子の内の3名が,玉置先生のこれまでの研究について, 「人権保育研究」「遊び研究」「カリキュラム研究」の3つの柱から整理した一連の研究の第2報である。第2報では,「遊び研究」に焦点を当て,その系譜を辿り, 整理を行った。玉置先生の遊び研究については,本論では「遊び理論における近代主義保育思想の検討」「『ごっこあそび』に関する一連の研究」「『遊び心』を核とした遊び保育の提起」の3つの枠組みで整理を行った。遊びは保育の中心であるということは,今では疑いようもないことであるが,まだ整理しきれていないことが多く残されている。そのような中で保育者の経験だけではなく,そして現場任せではなく,理論的検証と理論構築の上で遊びを保育の中心にすえるための知見,つまりカリキュラム研究への足がかりを提起されていることが確認された。
- 2010-03-31
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