離島地域の中学校における地域学習の現状(その2) : 沖縄県与那国町を事例として
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概要
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沖縄県八重山郡与那国町は、台湾との国境に臨む離島にある。ここでの地域学習は、他の離島と同様に、地域で学ぶことより地域を学ぶことに傾斜している。その内容をみれば、島の自然・歴史・文化・産業・地域生活等を教材化した学習が展開されている。与那国におけるこの地域学習を含む離島教育の全体をみれば、島を教材とし、島の中で学び、島の住民によって教えられることを通して、与那国育ちというアイデンティティーを育成することが主眼とされている。与那国では、中学校卒業後には島から離れて自立することが求められており、その後帰島するにせよ離れたまま生活するにせよ、島の振興に寄与する人材の育成が行われている。これらの教育には、同じく国境に接する離島である長崎県対馬との間に違いをみることができる。
- 2011-09-30
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