京都会所本に見られる奈良・大和の取次
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概要
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筆者は「江戸時代の雑俳資料に見られる地方取次所の実能 ― 奈良・大和を中心に ― 」という研究テーマで、平成八年度の奈良大学特別研究費Ⅰの交付を受けた。この特別研究費Ⅰと図書館の特別集書・個人研究費等々を併せ、かなりまとまった量の雑俳資料を奈良大学の蔵書とすることができた。その中も注目すべきは、雑俳の万句興行を背景に生まれた会所本約二百点である。筆者は、この会所本入手に先立ち、京都点者の会所本を整理し「入木撰」という観点から当所報第四号に「梅竹堂会所本の入木撰」と題して考察を試みた。万句興行・会所本の史的位置付け等についてはそちらを参照していただくとして、この稿では京都点者の会所本の中から奈良・大和の地方取次を拾い出して、とりあえず中間報告としておきたい。
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