高等教育機関における「付加価値指標」の計測モデルの開発とその応用一科学的自己評価システムの設計試案一
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は、平成4年度奈良大学特別研究費の助成を受け、昨年4月より高等教育機関における「教育成果の指標」の開発を目的とした研究を実施した。そのねらいは、第一に、平成3年7月の大学設置基準の改訂に伴い、「自己点検・評価」の実施が義務づけられたことへの科学的・客観的・具体的対応策を講ずることにある。第二に、本学の教育消費者たる学生・親および補助金の究極的負担者たる納税者一般に対し、支払った授業料あるいは税(=補助金の原資)に見合った成果(=付加価値)を上げ得たのかどうか、つまりaccountabilityを確保し得たのかどうかを説明する方途を探ることにある。われわれの大学は今、18歳人口の急減というマーケットが縮小する環境要因の中にある。したがって、教育上の「付加価値」の客観的測定を通じて、教育経営全般を絶えず見直し改善を図ると共に、教育消費者・費用負担者に対する説明責任を果たすことは不可欠の作業課題であるといえよう。本研究が本学の自己評価システム構築の一助になれば幸いである。
論文 | ランダム
- コンテンポラリー・ファインアート(第2回)リアム・ギリックと『関係性の美学』
- 小説 図説東方恐怖譚
- ホンマタカシB (ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー)
- 対談:椹木野衣×ホンマタカシ--写真か美術か? (ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー)
- 金沢の子供 (ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー)