リーダーシップ訓練に関する実践的研究II
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概要
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リーダーシップ訓練は職場における実際の人間関係の向上を目的とする。従ってその基盤となる理論はデータの説明力や整合性に優るとも劣らず応用可能性や有用性が問題となる。リーダーシップ訓練に関して真に正しい理論であるなら、それに基づいて計画されたプログラムがどの集団にも効果をもつはずであり、もしうまくいかないなら、適用の仕方に改善を加えて類似の集団で再試し、ある程度データを蓄積した後にその真偽を検討すべきであろう。このような立場のリーダーシップ訓練研究は自ずとリーダー研修という実践と客観的なデータの収集・分析のくり返しによって進められていくアクショソ・リサーチとなる。ところで、実験においては刺激の作成・提示法や、反応記録のための装置や手続きの開発は、精密・正確なデータの収集の前提であり、仮説検証と同等の重要性を有する。リーダーシップの訓練研究においても、実際のリーダーシップ訓練、すなわちリーダー研修のプログラム設計は研究遂行にとって不可欠な課題であり、これが研究そのものの成果を大きく左右する。本稿では筆者のリーダーシップ訓練に関する実践的研究の先駆けであり、礎となったリーダーシップ研修をとりあげ、そのプログラムをふり返る。以下にあげる研修記録はリーダー研修のプログラム設計にとって最良の資料となると考える。
- 奈良大学総合研究所の論文
- 1994-02-00
奈良大学総合研究所 | 論文
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