英国のセント・ジョセフ・ホスピスにおける理学療法サービス
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概要
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英国のセント・ジョセフ・ホスピスにおける理学療法サービスについて報告する.理学療法士は,セラピー・サービス部門のスタッフとして現在3名勤務している.入院緩和ケア(3病棟48床,現在2病棟オープン)では,病棟の平均入院患者14名のうち5~7名に理学療法を実施している.その内容は,(1)呼吸ケア,(2)起居移動の指導,(3)患者・家族教育,(4)福祉用具の提供,(5)疼痛緩和の順で多い.また,デイ緩和ケア(週3日オープン)では,午前中(1時間30分)に3~5名に理学療法を実施している.その内容は,(1)軽度から中等度負荷の機器を用いた運動,(2)グループ運動,(3)個別治療(TENS や呼吸ケアなど)である.この他の外来サービスとして,リンパ浮腫に対する複合的理学療法を実施している.理学療法の留意点としては,(1)死を人間の自然のプロセスとして受け入れる,(2)病態,症状・障害,治療についての深い理解,(3)運動機能よりもADL に焦点をあてる,などが挙げられる.
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