第2子誕生後1か月時における母親のとらえた第1子の反応に対する母親の対応
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概要
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本研究は,第2子誕生後1か月時における母親のとらえた第1子の反応(以下,第1子の反応)に対する母親の対応を明らかにすることを目的とする.妊娠36週以降に健康な第2子を出産した母親15人を対象に,産後1か月健診以降2か月未満の時期に半構成的面接を行い,質的帰納的に分析した.結果,第1子の反応に対する母親の対応として4つの大カテゴリーが抽出された.さらにこれらの母親の対応は,第1子の反応を受容した母親の対応と一時的に第1子の反応を拒む母親の対応の2つに分類できた.前者は,第2子を迎えた第1子の気持ちを受け止めた母親の対応で,【第2子に接近させる】,【第1子を安心させる】,【第1子の成長を促す】の3つであった.後者は,母親に余裕がない場合の母親の対応で,【一時的に第1子の行動を拒む】の1つであり,この対応では母親が反省や後悔を伴うものもあった.以上より,第1子の反応を受容した母親の対応の促進と一時的に第1子を拒む母親の対応への支援の必要性が示唆された.
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