第2子誕生後1か月時における母親のとらえた第1子の反応に対する母親の対応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,第2子誕生後1か月時における母親のとらえた第1子の反応(以下,第1子の反応)に対する母親の対応を明らかにすることを目的とする.妊娠36週以降に健康な第2子を出産した母親15人を対象に,産後1か月健診以降2か月未満の時期に半構成的面接を行い,質的帰納的に分析した.結果,第1子の反応に対する母親の対応として4つの大カテゴリーが抽出された.さらにこれらの母親の対応は,第1子の反応を受容した母親の対応と一時的に第1子の反応を拒む母親の対応の2つに分類できた.前者は,第2子を迎えた第1子の気持ちを受け止めた母親の対応で,【第2子に接近させる】,【第1子を安心させる】,【第1子の成長を促す】の3つであった.後者は,母親に余裕がない場合の母親の対応で,【一時的に第1子の行動を拒む】の1つであり,この対応では母親が反省や後悔を伴うものもあった.以上より,第1子の反応を受容した母親の対応の促進と一時的に第1子を拒む母親の対応への支援の必要性が示唆された.
論文 | ランダム
- 高齢者(75歳以上)に対するセメントレス人工股関節置換術の有用性
- 21-S9-3 患者のADL・QOLを守る視点に立った服薬支援(チームでめざす「患者中心の医療」-各職種が考える服薬・栄養支援-,来るべき時代への道を拓く)
- HIGH-PRESSURE VAPOR-LIQUID EQUILIBRIA FOR THE SYSTEM HFC134a+HFC143a
- Postoperative Fungal Arteritis Mimicking Vasospasm : Case Report
- 曲げ降伏後にせん断破壊するRC柱の耐力低下に影響する因子