当事者論における当事者権の研究序説
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概要
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本稿における考察の順序について述べると、まず当事者権の意義ないし位置づけをめぐるわが国の学説史的展開、および当事者権と当事者概念の結びつきに関する学説の動向を跡付けることにより当事者論における当事者権の問題の所在を明らかにする。そのうえで、「当事者各論」との関わりにおいて当事者権の意義ないし役割について、第一に当事者確定・既判力の主観的範囲論との関わり、第二に当事者適格・多数当事者訴訟論との関わりの二つの面に大きく分けて従来の学説に論級のうえ雑駁な試論を明らかにする。以上を踏まえて、当事者論において当事者権を解釈論的道具概念として生かす形での新たな展開可能性とそのための理論枠組みを明らかにしたいと考える。
- 2011-03-15
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