文章理解における一貫性の把握について
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概要
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1 文を超えるテキスト的機能についての研究は、日本語では、結束性(cohesion)、すなわち、指示表現、接続表現のような、形態に表れるものを中心に進んできた。一方で、内容面でのテキスト的機能である一貫性(coherence)は、なおざりにされてきたきらいがある。本稿では、多数の読み手に「比較的前に出てきたという印象を持たせる表現を含む文」を抽出してもらうという調査をとおして、読み手がどのような表現に一貫性を見いだし、そうした一貫性への意識にもとづいて文章をどのように把握しているかを分析した。その結果、比較的前に出てきた内容を意識するという行為は、文章の全体構造およびその下位構造の把握と密接に結びついており、理解した内容の構造化に役立っていることが明らかになった。
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