管理会計研究論文におけるフィールドスタディの妥当性を求めて : 論文内記載情報の検討
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概要
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資料本論文では,管理会計研究でフィールドスタディを採用した場合,どのような情報を論文内で開示することによってその妥当性を向上させることができるのかを検討している。検討方法は,フィールドスタディを採用した論文の文献レビューである。管理会計研究におけるフィールドスタディの有効性の主張にかかわらず,この研究方法を採用した論文が,科学的な論文として開示すべき情報についてはこれまで明確に議論されてこなかったといえる。そこで本論文では,フィールドスタディに関する方法論の議論を検討し,続いて妥当性向上のためベンチマークとすべき複数のフィールドスタディ論文を検討するというプロセスを経て,妥当性を上昇させるための開示情報の目安とすべき項目の一覧を作成した。その上で,我が国で実施されてきた管理会計領域のフィールドスタディの方法論上の特徴を検討し,今後の展望を議論した。
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