地方交付税とインセンティブ効果 : 基準財政収入額の算定基礎として固定資産税を用いるケース
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概要
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論説(Article)本稿は、地方交付税制度において基準財政収入額の算定基礎として固定資産税を用いるとき、地方交付税制度と努力水準の関係を分析する。具体的には、地方政府の土地の面積を変更することができるとき、地方交付税制度を通じて非効率性が発生するかどうか検討する。基準財政収入額の算定基礎として固定資産税を用いるとき、税率として標準税率が採用されるが、地方政府は固定資産税率を最適に選択できるケースを想定する。主な分析の結果として、ナッシュ均衡において地方公共財はパレート最適な水準になることもあるが、努力水準はパレート最適な努力水準より小さくなることなどが得られた。This study analyzes the relationship between the local revenue equalization system and the effort level in a situation where property tax is used as the Basic Fiscal Revenue in the local revenue equalization system. The standard property tax rate is adopted when property tax is used as the Basic Fiscal Revenue. This paper tries to analyze the case in which an optimal property tax rate is chosen. The main result of the analysis shows that the local government's effort level in the Nash equilibrium is lower than that in the Pareto optimum state, even though the choice of local public goods is, for the most part, optimal.
- 2009-07-20
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