NST介入による栄養状態改善の検証
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概要
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2004年4月より全科型で始まったNSTも2006年で3年目を迎える。第1報ではNST介入による栄養充足率の上昇と血清アルブミン値の上昇が認められた。今回は栄養状態評価の指標と診療科別の栄養状態改善の特徴を検証することを目的とした。介入前後で有意差のあった指標は半減期の短い血清アルブミン値と計測が簡便なBMI値であった。診療科別では整形外科で血清アルブミン値が終了時に有意に高く、呼吸器科でヘモグロビン値が終了時に有意に低かった。呼吸器科は癌疾患の患者が比較的多く、介入終了理由に転院が多かったためと考えられる。他の診療科においては有意差は認められなかった。当院でのNST介入が退院及び転院後の栄養状態に影響を与えることを推察すると、チーム医療による適切な栄養管理と地域連携が今後ますます必要といえる。
- 2007-12-01
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