レム睡眠行動障害で初診しその後の経過中に多系統萎縮症が明らかになった1症例
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概要
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レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder: RBD)と考えられる症状で初診し、その後に多系統萎縮症(multiple system atrophy: M SA-C)の所見が明らかとなった59歳男性例を画像所見の経過と合わせ提示する。初診時には睡眠随伴症状以外に障害を自覚しなかったが、神経学的診察では軽度の異常を認めていた。4年後には失調、パーキンソニズム、自律神経障害を明らかに自覚するようになり、脳MRIでも進行性の小脳、脳幹の萎縮が確認され、その後は比較的急速に日常生活動作が低下した。近年RBDとパーキンソン病、MSAを代表とするシヌクレイノパチーとの関連性が注目されているが、本例もそれに一致するものであり、今後もより詳細な症例の検討が必要と考えられた。
- 2011-03-31
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