体験活動の効果及び評価のあり方に関する一考察 : 子どもの体験活動事例を追って
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概要
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本論文は,子どもに対する体験活動の効果,及び評価のあり方を検討する目的であった。一つの体験プログラムをケースとして,体験活動の前後において,4つのアンケート調査を行った。その結果は,1.1週間の自然体験・生活体験・集団宿泊体験活動をとおして,子どもは「生きる力」という総合的能力が増強し,学級の凝集性が高まり,生徒間あるいは教師と生徒間の連帯感が増え,仲間関係がより開放的に変化している。2.以上の改善がみられる一方,「非日常」的体験によって,学級が機能しにくく,秩序に乱れが生じやすい面もある。また,学級・人間関係の変化によって不適応を起こした子どもの様子も読み取れた。いずれの問題提起は,教師はどう配慮すべきかについて,一つの手掛かりになる。3.量的調査を通じて,子どもの変化は明らかになったが,その変化の理由と影響要因を追究するために,さらなる質的研究が必要であると今後の課題を示した。
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