大学の教育力と学士力形成に関する一研究 : 学士力アンケートによる大学教育力の検証の試み
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概要
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中央教育審議会は2008年末の答申『学士課程教育の構築に向けて』で大学教育の結果として学士力が形成されることが望ましいと提言した。では学士力は何によって形成されるのであろうか。本論文は、学士力は広く大学が有している教育環境によっているということを前提として、その教育環境を構成しているものとして、大学教員、職員、学生、行事等の総合的環境、非人的環境がそれぞれ学生の人間形成に与えている大きさの度合いについて、学生を対象にして調査し、そのことから大学教育力のありかたを論じたものである。調査対象とした大学は、小樽商科大学、函館大学、桜美林大学、北星学園大学である。調査の結果として、人間形成への影響は、大学教員によるものが最大ではあるが、それに匹敵する大きさを学生仲間が持っていることが明らかになった。本論文は、大学の教育力についての検証の試みとして、学生に対するアンケート調査を実施した結果を基に、この種の調査をより広く行うべきこととして問題提起をしたものである。
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