<論文>児童教本作家としてのマーセットとその相互影響--「会話教本」の模倣と類似
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概要
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本研究は科研費(「19世紀英国におけるジェイン・マーセットの経済学大衆化への貢献とその意義」, 研究代表者 高木成美, 課題番号20730141)の助成を受けたものである。[要旨] 本稿では, 対話教本作家としてのジェイン・マーセットがその会話教本シリーズをてがけるにあたって影響を受けたと思われる, 先達の教本作家マライア・エッジワースの教育論や, エイキンとバーボールドの『家庭の夕べ』を検証し, マーセットの教本との関連性を論じている。そして, 19世紀の英国におけるマーセットの教育者としての相対的立場を明らかにしたうえで, 彼女が確立した教本スタイルが後にどのように後続の科学教本作家に模倣されたかを考察する。 [Abstract] This paper mainly examines the process by which Jane Marcet established in her textbooks' popular style of Conversations, which seems to be influenced by the works of her predecessors, such as Edgeworth, Aikin, and Barbauld. By placing her among those educational authors, this paper will show how Marcet's Conversations became a dominant trend for science textbooks' styles during the next generation of the nineteenth century, thus allowing her followers to mimic her form.
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