日本の高等教育機関における聴覚障害学生の受け入れ状況の現状と課題
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概要
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平成21年度(2009年度)現在,日本の高等教育機関で学ぶ聴覚障害学生は1482名が在籍しており,その数は年々増えている。聴覚障害学生支援は,高等教育機関に入学する聴覚障害学生の増加とともに,徐々に発展してきた。しかし,大学等の講義や大学生活の情報保障が不十分なままの環境で修学している聴覚障害学生は数多く存在おり,各機関における情報保障,各種実習,学生生活全般における聴覚障害学生の支援の充実が求められる。 近年では,情報保障,学生生活支援等が充実した先駆的な大学もみられるようになったが,大学間で聴覚障害学生支援の取り組みに格差が生じ,聴覚障害学生支援の課題も山積している。本論文では,日本の聴覚障害学生支援の歴史を踏まえ,現在の取り組みを把握することとともに,今後の課題を検討した。今後もさらに聴覚障害学生支援の研究・実践が深まり,より多くの高等教育機関で,より充実した支援が行われることを期待する。
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