職業レディネス・テストと進路希望
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概要
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高校1年生男子234名、女子181名、合計415名に、将来進みたいと思う希望専門分野および希望職業分野に関する進路希望調査を行ない、あわせてVRテストを実施した。進路希望調査にもとづいて、主な希望専門分野群および希望職業分野群を構成し、それらの群間でVRテストの結果を比較した。希望専門分野に関しては、男子の場合、経済学・商学希望群で、VRテストA検査およびC検査のIV(対人・社会)、V(社会・芸術)、VI(事務)クラスターの得点が他の群よりも高かった。電気・電子等希望群では、I(機械・技術)、II(研究・管理)の得点が高かった。法学希望群では、C検査でのみII、III(自然・医療)、IV、VIクラスターの得点が高かった。女子では芸術希望群のVの得点が高かった。教育学・学芸希望群ではA検査でのみIVクラスターの得点が高かった。英・仏・独・国文学希望群ではC検査でのみIII、Vクラスターの得点が高かった。希望職業分野に関しては、男子では科学技術者希望群のIクラスターの得点が高く、医師・薬剤師等希望群のIIの得点が高かった。法律関係希望群はC検査でのみIVの得点が高かった。女子ではジャーナリスト希望群のVの得点が高く、医師・薬剤師等希望群ではI、II、IIIが高かった。教師関係希望群はA検査でのみIVの得点が高かった。全体的に、主観的な進路希望と、客観的なVRテストにあらわれた特徴がかなりよく一致していたといえる。
- 1980-03-23
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