再生と群化に及ぼす分類訓練と刺激呈示法の効果
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概要
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本研究の日的は,記銘時の分類訓練が再生と群化に及ぼす効果を同時呈示条件と継時呈示条件下において比較検討することである。被験者は,平均年齢5歳9か月の幼稚園児60名で,10名ずつ次の6条件に割りあてられた。それらは実験者がカテゴリー分類を行ない記銘させるE-sorting条件,被験者自身にカテゴリー分類を行なわせ記銘させるS-sorting条件,および分類訓練のないControl条件で,それぞれに刺激の同時呈示条件と継時呈示条件が作られた。刺激リストは,動物,乗り物,鳥,果物の4カテゴリー各5事例から構成されていた(表1)。記銘―再生の試行が3回繰返された。結果は,次のとおりである(表2,表3)。記銘時のカテゴリー分類訓練は,実験者分類の場合にも,被験者分類の場合にも再生と群化を促進した。また,両条件の訓練効果の相対的な差異は,同時呈示条件下で群化に関してのみみられた。刺激呈示条件の効果に関しては,実験者分類の場合に継時呈示が同時呈示よりも群化を促進し,被験者分類の場合にはその逆であった。再生に関しては,被験者分類の場合に同時呈示の方がより促進された。以上の結果は,従来の研究と関連させて考察された。
- 1976-03-25
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