自己開放性(Self-Disclosure)に関する一研究 ― 外向性・内向性との関係 ―
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概要
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本研究の目的は,自己開放性の対象となる者の向性と自己開放する者の向性の関係に関連し,(1)外向性者の外向性者に対する自己開放量は,外向性者の内向性者に対する自己開放量と有意に異ならないであろう.(2)内向性者の内向性者に対する自己開放量は,内向性者の外向性者に対する自己開放量より有意に多いであろう,という2仮説を検証することである。被験者は女子短大生307名から抽出された外向性者30名,内向性者30名である。先ずモーズレイ性格検査を施行し,次に架空人物(外向性と内向性の2人の人物)のイメージを確立させ自己開放性尺度を用いて5領域の自己開放量を測定した。最後に架空人物に対する評価を求めた。得られた主な結果は次の通りである。(1)仮説1および2は,「勉強」の領域において支持された。(2)「勉強」以外の領域では,外向性者は,外向性者に対してより多くの自己開放量を示した。(3)「勉強」以外の領域では,内向性者の自己開放量は, target person の向性と有意の関係を示さなかった。
- 1975-03-20
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