遅刻の研究(2)― 中学3年生の実態について ―
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概要
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本研究は,昭和44年4月15日~昭和45年3月11日の期間,全然遅刻しなかった中学3年生216名および遅刻回数4回以上のもの138名について,行動の記録13項目,9教科の学業成績,乗物酔いの有無,ならびに進路状況と遅刻の関係を主として性差に注目しつつ分析したものである。得られた主な結果を要約すると,およそ次の通りである。(1)遅刻回数4回以上の男子の行動の記録における評定段階は,「同情心」を除く12項目すべてにおいて,遅刻回数0の男子のそれより低い傾向がみとめられた。しかし,女子においては同様な傾向をみとめることはできなかった。(2)遅刻回数4回以上の男子の学業成績は,9教科のいずれにおいても,遅刻回数0の男子のそれより有意に低かったが,女子においては同様な関係がなかった。(3)遅刻回数と乗物酔いの間には有意の関係をみとめなかった。(4)遅刻回数と進路状況との関連性は男子においては有意にみとめられたが,女子においては有意水準に達しなかった。
- 1974-03-20
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