グループウェア用音声ブラウザの開発とマルチモーダル誘導路システムの設置
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概要
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本学では文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム(学生支援GP)」に採択された事業「視・聴覚障害学生の専門性を高める学習支援」を平成19年度から4 ヵ年計画で進めている。当該事業の中で、視覚障害学生支援の一環として本学のグループウェア用の音声ブラウザの開発を行なった。開発したブラウザは、音声で読み上げた時に理解しやすいよう、テーブル状のデータの情報量を列単位で自由に減らすことができる特徴を持つ。情報量の削減はスクリーンリーダ利用者にとって有用であり、掲示板などの読み上げに有効であったが、クロスサイトスクリプティングに起因する問題も残った。また、移動支援の観点からマルチモーダルな誘導路として、夜間の視認性を高める高輝度LED を組み込んだ自発光点字ブロックの設置も試み、発光パターンや光量を自由に変えられるブロックを開発した。実際に設置したところ、消滅時に暗順応が追いつかず周囲が暗く見えてしまうという問題が明らかになったため、薄く常時点灯するようにした。
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