聴覚障害者にわかりやすいピクトグラム―向きの誤認を無くすための改良―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
聴覚障害者は視覚情報に頼る割合が高いため、公共空間における指示や誘導で案内サインが果たす役割は大きい。本研究では、聴覚障害者がピクトグラムの意味を解釈する際の特性や、誤認の傾向について探るため、公共空間で頻繁に使用されるピクトグラムに関する2種の調査を聴覚障害者と健聴者を対象として行った。その結果、現在使用されているピクトグラムは必ずしも聴覚障害者にとって分かりやすいとはいえず、また聴覚障害者は一部のピクトグラムにおける人物や人体の図像の向きを本来の意味と逆に解釈してしまう傾向が健聴者よりも強い可能性が示された。そこで向きの誤認を減らすための修正案を提案した。
- 筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会の論文
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会 | 論文
- 聴覚障害者のためのリカレント教育の検討
- 遠隔情報保障システムによる学会支援--実際の支援と教育における活用
- 遠隔コミュニケーションのための3次元手話映像提示システムの検討
- 3次元立体映像を用いた聴覚障害者のための教育支援システムの研究開発
- 聴覚障害学生の学習場面におけるブロジェクタを用いた情報保障システムの研究