シュンペーターの経済社会学と資本主義進化
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概要
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シュンペーターの『資本主義・社会主義・民主主義』(1942)における資本主義の将来についての予測に関しては、内外にわたって数多くの論評がなされてきた。問題と思われることは、その多くが、「資本主義はまさにその成功により、資本主義に敵対的な社会的雰囲気と諸政策を生み、経済停滞へと衰退の道をたどる」との解釈に終始している点である。これに対してわれわれはシュンペーターの『資本主義・社会主義・民主主義』を理解する場合に重要なことは、この書物を単に経済学者の余技とみなすのではなく、かれの経済社会学体系の集大成の書であると位置付け、この視点から読み解かなければならないということである。そのために本稿では文明論的な広がりをもった、壮大な歴史動学としての『資本主義・社会主義・民主主義』が、それ以前に書かれた『経済発展の理論』(1912)や『景気循環論』(1939)などのかれの経済学や社会学によって構築された経済社会学体系を基礎に構想されているという事実を指摘し、従来の解釈を一部に含んだ新しい解釈を提示する。
- 2011-03-30
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