数学教育における実践研究--「単位量あたり」の指導をもとに問題構成に焦点を当てて
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概要
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本稿の目的は,平成21年に千葉県内で行われた授業研究「単位量あたり」の授業を通して,実践研究で行われた授業研究の在り方を考察した。特に,授業の中で教育内容として選択した題材を学習の契機として児童に提示していくときに,提示した内容を児童の問題にしていく問題構成過程について不十分なことが多い。問題構成においては,数学的内容を児童の学習状況に応じて,既習経験との連続性を保ちながら発展的に構成していく過程を示した。単元「単位量あたり」では,新しい数量を既知の数量から作り上げていく「数学化」もしくは「数量化」の過程が必要である。この過程について問題構成の在り方について示した。
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千葉大学教育学部 | 論文
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