副詞マサニの分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,とりたて副詞に分類される現代語のマサニを分析の対象とし,意味的に類似する他の表現形式との比較を通して,マサニの特徴を記述することを目的とする。「AハマサニBダ」文のマサニをマチガイナク・タシカニ・ホントウニと比較した結果,(1)「AマサニBダ」におけるマサニは,話し手がAにあてはまるものとしてBを評価的に捉えていることを示すこと (2)「AハBダ」と判断する際,タシカニ・ホントウニは,先行する文脈等に示される,話し手(読み手)以外の判断内容に照らし合わせて判断しているのに対し,マサニではそのような先行文脈は問題とされないことを指摘した。また,マチガイナクの特徴やタシカニとホントウニとの違いについても併せて指摘した。とりたて表現の研究においては,今後,マサニやコソといわゆる「総記」のガとの関係等を明らかにする必要がある。
論文 | ランダム
- 岸壁前面係留船の船体運動へのストリップ法の拡張
- B-49-14 : 50 咬合音診断器による歯周炎罹患歯の振動持続時間について : 打診振動をもたらした場合
- 岸壁構造による流体力係数の違いについて
- 咬合音診断器による歯周炎罹患歯の打診音持続時間について
- ストリップ法による岸壁前面係留矩形浮体の動揺解析