スポーツ指導法の体系化に向けて(8)
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概要
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スポーツ指導について考えを推し進めようとするとき,指導というものの根底にあるコミュニケーションについて一度は考えてみる必要がある。通常考えられているようにコミュニケーションは「伝えれば,伝わる」のではなく,選手(受け手)の主体性というものを考慮する必要があり,伝えた内容も受け手に主体的に理解されるということを前提にしなければならない。その上で選手は主体的に拒否できるにもかかわらず,なぜ指導者(送り手)の言うことを聞こうとするのかを問うてみる必要がある。そこから見えてくることは指導者が選抜する権限を持っており権力を持っているということだが,スポーツ指導の実際において力をもつのは指導者がもつ知識・技術・経験以上に指導者と選手の絆を確固とする指導者の人間性であることが明らかとなる。In this paper I try to rethink about communications that exist in the basis of coaching. Although ideally all the players are independ and they can refuse the instructions that the coach makes, they are going to be obedient to the coach. The reason why is that the coach has the power to select some players among them who desire to be selected. Neverthless the coach can be trusted by them because of his humanity in addition to his knouwledge, skill and experience of him.
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