「少女」が「推理小説」を読む時 : 戦後のジュニア向け翻訳推理叢書にみる「読書」への期待
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概要
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一九五〇年代から七〇年代にかけて、児童文学の世界では「少女」をとくに対象読者として刊行された翻訳叢書が相当数見られる。その中の一つ、金の星社刊の「少女・世界推理名作選集」に焦点をあて、読者層が「少女」と設定されていることと、ジャンルが「推理小説」であることの双方を検討の対象とした。監修者や訳者、出版社側の、媒介者を想定した推薦文や解説の文言に注目し、さらにウールリッチ『黒衣の花嫁』の収録に目を向けることで、その時代における「読書」への期待の実態の一端を、明らかにした。
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