政策中心学習(policy-centered education)の可能性

スポンサーリンク

概要

• 論文の詳細を見る

• 本論は,政治学もしくは政策科学と社会科教育との接合を目指すアプローチとして,事前・事後のプロセス等に関する学習を含む政策中心学習の可能性について検討している。これまで議論されてきた政策審議過程モデルや政策批判学習などの知見をまとめた上で,政策科学の実態分析および規範分析を取り込む枠組みとして政策中心学習を提起し,政策選択の方針の下に,いわば「固形物としての政策分析」,「流体としての政策分析」,「気体としての政策分析」を段階的に駆使することにより,科学的認識を深める段階から価値観・態度を育成する段階に進むと想定している。課題としては,授業案の作成,このアプローチに依拠した,社会科教育研究の再整理などが残るが,政策中心学習が今後一定程度認知・実践されることによって,わが国の民主化にも資することが十分期待される。The purpose of this article is to elevate the citizenship education,integrating policy science or descriptive and normative political science with social studies education.From this perspective, I propose the policy-centered learning. Reviewing the model of public policy deliberation and "critical policy learning" and so on, I suggest here that learning the past and on-going policy-facts or events on the basis of policy sciences will lead to developing the citizenship education from recognition level to value /attitude formation level and elevate Japanese democratic lives.

• 千葉大学教育学部の論文

千葉大学教育学部 | 論文

• 被援助に対する返報--諸研究の概観と発達研究への展望
• 中学校での学校適応に関する一般型スクリーニング・アセスメントの実践
• 幼児における情動制御の社会的要因と文化的要因--情動の表出制御の状況比較および日米比較
• 幼児の有能感の認知と遂行との関連--幼児楽観性の視点から
• 予防的支援における教師とスクールカウンセラーの役割--教師対象の面接調査の分析から

もっと見る

スポンサーリンク