「社会学概論」の形式と課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学の原則は「自学自修」である。しかしこの原則は形骸化が著しい。特に100名単位の学生が受講する講義科目において,少なからぬ学生からは「楽して単位を修得する」ことが当然視され,講義はあたかも単位取得ゲームの競技場と化している。このような現状のもとで,わたしの行なった2006年度前期の「社会学概論」の講義では,受講学生に対して,「ノートの取り方」と「授業の流れ,およびテキストへの注意」に関する2つの「指導」を行ない,「自学自修」の原則を実質化していくためのささやかな第一歩とした。それによって,一定の成果をあげることができたと判断している。本稿は,その概要と分析である。
- 千葉大学教育学部の論文
千葉大学教育学部 | 論文
- 被援助に対する返報--諸研究の概観と発達研究への展望
- 中学校での学校適応に関する一般型スクリーニング・アセスメントの実践
- 幼児における情動制御の社会的要因と文化的要因--情動の表出制御の状況比較および日米比較
- 幼児の有能感の認知と遂行との関連--幼児楽観性の視点から
- 予防的支援における教師とスクールカウンセラーの役割--教師対象の面接調査の分析から