<論文>小売業会計としてのドル価値法と行政手続法
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概要
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Mohri, Kenji[要約] 本稿は米国の小売業会計におけるドル価値法が第二次世界大戦後に制定された行政手続法の所産であることを明らかにする。周知のように, ドル価値法は棚卸資産の数量としての実体を反映しない。したがって, 品目も種類も会計数値に関係しない。グルーピング評価が主体である。会計上, 大事なことはその手続にある。ドル価値法をデュー・プロセスとして判断したのは裁判にほかならない。裁判所の採決は行政手続法に従い, ドル価値法を規則制定して公正なものとし, これに反対する内国歳入庁の考えを斥けたのである。こうして, 1946年の行政手続法の成立が訴訟のコストを下げ, ひいてはドル価値法の承認につながったというのが本稿の主題である。 [Abstract] This paper investigates that dollar value method for retailer was created by Administrative Procedures Act in 1946. Dollar value method is respected for procedure fairness, but take no notice of substance. Quantities of inventory were ignored. As long as there are procedures fairness, accounting measurement is correct. Moreover, amount is substituted for quantities, thinking much of due process. For a long time, we have learned inventory is the product of unit and cost. But we don't need items, types, quantities of inventory. Finally, I find dollar value method is the product of Administrative Procedure Act.
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