理科の教科としての独自性と共通性の実践的考察-1-理科授業に対する関心・態度と理科的能力と未来志向能力の視点から-1-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
例えば新教科「生活科」の新設や、低学年理科の廃止や、小学校3年生からの理科の実施などにともない、わが国においても教科区分や教科構成についての教科教育学的考察の高まりが期待される。特に教科区分論においては、個々の教科としての独自性の検討を必要不可欠とする。本小論においては、理科の教科としての独自性と共通性の実証的考察をすすめるための指標の開発を検討する。指標としては、理科授業に対する関心・態度、理科的能力、未来志考能力の3観点からの6種の指標を用い、それら相互の関連を分析した。その結果、理科授業に対する関心・態度の指標の一つとして用いた「授業に対する好き嫌いの度合い」という指標が実証的に教科の共通性を検討するときの有効な指標になるのではないかという知見が得られた。
- 大阪教育大学理科教育研究施設の論文
大阪教育大学理科教育研究施設 | 論文
- 日本の環境教育研究の動向についての一考察--もう一つの環境教育としての「持続可能性のための教育」に注目して
- 大阪府豊中市緑丘にある垂直層の見える崖の教材化
- 微化石の教材化-1-
- 郷土の地学教材--上町台地を中心として
- 学生実験の検討と改善のための提言--理科専攻学生を対象とした意識調査の結果をもとにして