教室でつくる自治体の財政白書 ―市民教育の実践と可能性―
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概要
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学生が一人の自立した市民として育つための実践として、本学の所在地である奈良市の財政白書(『学生が探る奈良市のお財布事情2010』)を作成した。官製の白書とは一線を画す市民による白書づくりはこれまで、東京都内などの複数市町村において、主として問題意識の高い住民の手で行われてきた。これに対し本授業は、そうした意識をほとんどもたない学生を対象にしたことに特徴をもつ。授業当初は、聞きなれない財政の話に当惑の表情を見せていた学生たちは、データの収集を蓄積し、グラフ化することなどにより、やがて主体的に読み解く視点が芽生え、市の将来について提言するようになった。このような白書づくりは、財政に無関心な市民が財政情報に関心をもち、共有化するステップとして、社会教育で応用することも可能である。
- 2011-03-31
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