旧宿場町の歴史資源を活かしたまちづくりの構造とその地域性 : 品川宿と千住宿の比較研究
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概要
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東京では,1985年頃以降,地域の歴史性に目を向け,歴史資源を活かしたまちづくりが活発化している.しかし,都市における歴史資源を活かしたまちづくりを総合的に検討した従来の研究は少ない.そこで本稿では旧品川宿と旧千住宿を対象に,両地域のまちづくりを総合的に検討し,それぞれのまちづくりの構造を明らかにした.また,それらのまちづくりの構造を比較することにより,都市における歴史資源を活かしたまちづくりの構造の地域性を考察した.結果として,品川と千住は東京23区内にあり,かつての江戸四宿という共通点をもっているにもかかわらず,まちづくりの構造には大きな地域的差異があった.品川は広範囲で継続性のあるマルチチャンネル型のまちづくりの構造で,千住は狭い範囲に限定され即効性のあるモノチャンネル型のまちづくりの構造で特徴づけられた.このような構造の違いは,両地域の歴史的背景の違いを反映しており,まちづくりは地域の歴史的背景や社会・経済的状況を踏まえることが重要であることが明らかになった.
- 2009-03-30
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