都市地域の短時間観光行動の実態とその調査手法構築に向けた基礎的検討
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概要
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都市地域における観光を捉えるとき、都市の魅力のひとつとして、商業集積や「繁華街」の存在が一般的に考えられていることから、特産品に限らない「買物」や繁華街の散策といった、短時間の活動も、それが市民の日常生活において反復して行われるものでなければ、観光行動として位置づけることが可能であると考えられる。したがって、こうした都市的かつ短時間の観光目的がどの程度存在し、それらが「日常生活」とはどのように異なっているかを明らかにすることが観光統計や観光入込客数の計測手法の充実を図るうえで不可欠になると考えられる。そこで、本研究では、都市的かつ短時間の観光行動の実態を明らかにすることを第一の目的に設定した。具体的には、東京都内とその近郊にある観光地(浅草、神楽坂、川越)を対象に来街者調査を行い、来街者の集客範囲や来街目的、来訪頻度などを明らかにすることによって、都市地域における短時間観光の特徴を明確にした。第二の目的として、こうした短時間観光の実態把握を行う調査手法の基礎的な検討を行なった。具体的には観光行動を把握することを目的とした既存調査で、宿泊を伴わない観光がどのような「時間」「空間」「目的」に位置づけられているかを明らかにしたうえで、既存調査を活用することによって、都市地域の短時間観光の実態を明確にできるか考察した。また、都市地域の居住者を対象とした、短時間観光の把握を目的とした調査を具体に設計し、従来の調査結果との比較を行った。
- 2008-03-30
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