「叱ること」についての臨床教育学的考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論は、臨床心理士の経験と知識を踏まえて、教育現場の問題に主体的に参画し、教育の場における問題を検討していくという臨床教育学の視点から、「叱ること」について論じたものである。実践報告という形式を取り、ある小学校での保護者向けの子育て相談会と教員向けの研修会において、筆者が講師として「叱ること」について当事者との対話を通して検討していった。保護者との間では、「きょうだいのなかで叱ること」「どこまでを叱るべきなのか」について、教員との間では、「叱ったあとの失敗感を分かち合う」「叱られたら子どもも苦しむ」「子どもの変容についていけない大人たち」「子どもの言い訳を封じてはいないか」「叱ることができない悩み」「発達障害児への特別な叱り方はあるのか」「それぞれの子どもに応じた叱り方」「自分のことを棚に上げていないか」などについて検討がなされた。
- 2011-03-31
論文 | ランダム
- 515 高校生の下宿生活意識 : 僻地N中学卒業生に関する調査(生活意識・進路,社会)
- 628 僻地における寄宿中学生の生活 : 自主性の発達(社会3,研究発表)
- 教師の資質と適性に関する研究 : 8.教師
- ペスタロッチと留岡幸助
- A-15-6 色記憶におよぼす参照色と注意の影響