石器群と集落の分析による中部高地弥生中期社会の研究
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概要
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考古学における地域とは、各種考古資料から復元された、一定の時空間的なまとまりをもつ構造体である。なぜこうした地域を研究する必要があるのだろうか。本稿の問題の出発点はここにある。 設楽博己氏は、弥生文化の生い立ちに多様性を認めることが、為政者側の政治史にかたよる歴史観から解放されることにつながるという(設楽2000)。弥生時代が古代国家形成前史に位置づけられていることに対する強い意識がここに読み取れる。 そもそもこうした弥生時代観というのはどのような過程を経て今日に至ったのであろうか。弥生文化が大陸起源であり単一文化であることが昭和前半期の弥生時代観としてまず定着し、昭和後半期には水田稲作文化としての弥生時代観が加わる。
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