永久磁石同期電動機のセンサレス制御法に関する研究
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概要
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永久磁石同期電動機（Permanent Magnet Synchronous Motor、以下、PMSMと略記）は小型軽量で保守性および制御性に優れ、また、高効率および高力率運転が可能なため、産業界において広く用いられるようになった。インバータによって可変速ACドライブとして駆動されるPMSMは、当初は回転界磁形同期電動機の界磁をフェライト磁石に置き換えた高効率サーボモーターとして利用された。最近は、高性能永久磁石の適用と小型軽量化、リラクタンストルクの活用および弱め磁束制御の適用などにより高性能化が進められ、各種産業分野への適用例が著しく増加する傾向にある。特に近年、環境保護意識が高まるなか省エネモータとして注目され、家電品や民生品の低圧小容量可変速ACドライブシステムでは、誘導電動機に代わってPMSMの適用が拡大している。
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