環境水中のラジウムの新定量法の開発に関する研究 : 野外調査への応用
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概要
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我が国は水資源の豊富な国土であるので、国民の水資源に対する関心は大きくはないが、水資源の確保は現在全地球的な重大な関心事である。2002年に行われた4th International Conference on Isotopes(4ICI)の会議でも世界各地で地下水の状況を観測するための試みやアイデアなどが数多く報告されている。 また、環境放射能による人体の被曝には、宇宙線や地殻などから放出される放射線による体外被曝と呼吸や経口摂取により体内に取り込まれた放射性元素による体内被曝がある。その中で、ラジウムは飲料水などから体内に取り込まれると90Srと同様に骨に集積し、骨腫瘍や白血病などの障害の原因となる可能性があるため、環境水のラジウムのレベルを知ることは非常に重要である。
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