A Systemic Approach to the Function of Tone and Intonation in Japanese
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この小論では、日本語の節音調(イントネーション)体系を 選択体系機能文法の枠組みで分析する。選択体系機能文法理論において層は、音声、音韻、語嚢文法、意味という4段階に区分されている。また、同理論では意味を分析する三つの「メタ機能」も重要な柱である。英語のように節音調が雄弁である言語は、対人関係とテクスト形成という二つのメタ機能において節音調が果たす役割が大きい。これに対して日本語は、主要な方言では語嚢が高低ピッチで区別されるアクセント体系である。この面で日本語は、語嚢文法という層において語嚢音調が支配的であると考えられる。以下、メタ機能別に分析の論点を示す。観念構成面では上述の語嚢アクセントに加え、脚列配分(Tonicity)と音調域配分(Tonality)について分析を行う。対人関係メタ機能に関しては、心的姿勢(Key)肯否極性(Polarity)が日本語においても該当すると考えられ、英語と同様である。しかしながらテクスト形成メタ機能では、パラトーンは日本語において検証されたものの音調一致(tone concord)と音連続(tone sequence)は日本語では対応する現象はないように思われる。
論文 | ランダム
- 示-149 腹部実質臓器出血に対する新弾性接着剤による止血手段の検討(第32回日本消化器外科学会総会)
- 光干渉断層計,フルオレセイン蛍光眼底造影,インドシアニングリーン蛍光眼底造影,超音波検査 (特集 ぶどう膜炎検査の正しい使い方)
- 30-H-10 眼科用トリアムシノロンアセトニド院内製剤のラットにおける薬物動態の検討(品質管理、製剤試験,医療薬学の扉は開かれた)
- 多彩な神経症状を呈したサルコイドーシスの1症例
- 92. 先天性胆管拡張症再建術式の基礎的研究 : Vater 乳頭機能再建を目ざしたトンネル弁+乳頭作成法(第11回日本胆道外科研究会)