学生の音楽能力に関する調査研究(2)
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概要
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人の音楽的能力の発現は幼児期から小学校中学年期頃までである。学生の音楽能力に関する調査を実施してみると小学校時代の音楽科授業の内容がほぼ分かってしまう。10歳頃くらいまでに音楽の基礎教育(リズム・メロディ・ハーモニー等の鳴り響く音や音楽を即座に正確に把握し反応すること)をきちんと受けないと成人してからあらゆる音楽を楽しむことができにくい。こうしたことから考えても日本の小学校音楽科授業は成功しているとは言い難い。高学年になって,女子児童はまだしも男子児童の多くは小学校で行われている8教科のなかで「音楽科授業」をいちばん好いていない。高学年になっても男子児童・女子児童ともに音楽活動が楽しくなるような音楽科の授業を低学年から積み上げていかなければならない。
- 2010-06-16
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