心理臨床センター運営の現状と課題 : 5年間の相談活動を展望して
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概要
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本論は、心理臨床センター運営の現状と課題を、地域貢献としての心理臨床活動と、大学院生の実習施設としての教育的機能の二側面について検討したものである。心理臨床センター活動に関して2004年度から2008年度の5年間が点検された。心理臨床活動の変遷では、総面接回数・新規申し込みの来談経緯・新規申し込みの内容と年齢などについて考察され、全体的な面接回数・スタッフ数の増加や事例の継続回数の増加が報告された。また子どもの来談が多くを占めていることから、未成年者に対する相談を中心とした地域貢献のあり方が提案された。大学院生の教育的機能に関して主に指導システムの面から考察された。大学院生の希望する、単一の指導教員の指導による、より長い期間事例を受け持ち、より多様な学習機会が持てる指導システムへと変更が加えられたことが指摘された。このことで多重関係の問題など大学院生の負担を軽減する可能性があると考察された。
- 広島国際大学心理臨床センターの論文
- 2009-11-06
広島国際大学心理臨床センター | 論文
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