日本語学習者の音調から表現意図を判断する能力の習得について中国語・韓国語母語話者の聴取実験より
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概要
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文末に「ではないか」をとる表現は用法が多く、日本語学習者にとって話者の表現意図を判断するのが困難な表現のひとつだが、音調が話者の表現意図を判断するてがかりのひとつとしてある。本研究では、中国語・韓国語を母語とする中・上級日本語学習者に聴取実験を行い、表現意図(同意要求・非難・否定)を判断する能力の習得に関する研究を行った。その結果、音調から表現意図を判断する能力の習得には母語と学習レベルが影響すること、中国語母語話者は上昇=非難ときく傾向があること、否定→同意要求→非難の順で習得する可能性があることが明らかになった。また、表現意図と音調は自然には習得しないので、意識的な学習が必要なことが示唆された。
- 1998-12-05
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