一般住民における睡眠障害と生活習慣の関連について
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概要
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睡眠は生活の質(QOL)における重要な因子であり,包括的な睡眠状況の把握とその改善に向けた対策が求められている.本研究では一般住民を対象とし,睡眠障害と生活習慣の関連について検討した.平成19~21年度岩木健康増進プロジェクトに参加した1,273名を対象とした.自記式アンケートにて生活習慣の聞き取りを行い,ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)により睡眠障害を判定した.対象者を男女別に分類し,年代を若年群,中年群,高齢群に区分した.PSQIの得点を従属変数とし,BMI,喫煙習慣,飲酒習慣,抑うつの有無を独立変数とした重回帰分析を行った.その結果,男女とも,すべての年代において,睡眠障害とうつとの間に正の相関を示した.以上より,睡眠障害の予防と良好な睡眠習慣の獲得のためには精神的なサポートが重要であり,これによりQOLの改善が可能であることが示唆された.
- 2011-03-15
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