外国人研修生・技能実習生の生活実態と意識―語りの中から見えてくるもの―
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概要
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日本の外国人受け入れ政策は、1990年の入管法改定をターニングポイントとして急展開をみせた。その過程で生み出された様々な矛盾の1つに外国人研修・技能実習制度がある。「国際貢献」と銘打たれたこの制度は現在約20万人の研修生・実習生を擁すが、これまで彼ら/彼女らの生活や意識そのものが議論されることは稀だった。本稿は、これらの研修生・実習生の生活・意識実態を明らかにする試みである。まず制度を概観しその問題点を指摘した上で、研修生・実習生たちによる語りを手がかりにして彼ら/彼女らが日本での時間を自らの人生にどう位置づけ、日本人や社会とどう関わっていこうとしているのかを探っていく。
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